入れ歯やブリッジ、インプラントの特徴を知って最適な義歯選びを!
皆さんこんにちは。
東急田園都市線 宮前平駅近くの宮前平医院(整形外科)併設の宮前平医院 歯科です。
何らかの原因で歯を失った場合に使う義歯には、入れ歯やブリッジ、インプラントと3つの選択肢あります。
それぞれの療法にはメリット・デメリットがあり、どれが適切な義歯であるかはその方によって変わってきます。
今回は、入れ歯、ブリッジ、インプラント、3つ義歯の特徴についてご説明いたします。
義歯の特徴を知り、自分に合う義歯選びにお役立てください。
入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)の特徴
入れ歯の特徴は以下の通りです。
- 取り外し可能
- 歯1本から対応可能
- 保険診療が可能
- 自由診療の入れ歯も選択可能
- 体質に左右されず多くの方が選択できる
- ズレやすい
- 噛む力が弱い
- 入れ歯の材質により温度や味が伝わりにくくなる
- 毎日入れ歯の洗浄剤でお手入れが必要
- 保険診療の入れ歯は3~5年程度で作り直しが必要
入れ歯の特徴の解説
入れ歯は取り外し可能な義歯で、一本の歯の欠損から全ての歯を失った場合にも対応できます。
入れ歯治療は保険診療と自由診療のどちらも選択可能で、保険診療の入れ歯であれば、治療費が安く済みます。
また、入れ歯を作る際には外科処置は不要で、持病があっても治療することができることもメリットです。
入れ歯のデメリットは、ズレによる噛む力の弱さや使い心地、メンテナンスの煩雑さにあります。
部分入れ歯は天然歯と比べて噛む力が30~40%、総入れ歯では約10~20%と非常に弱く、しっかり噛みにくいことが最大の弱点です。
入れ歯はこんな方におすすめ
- 予算に合わせて選びたい
- 手術をせずに着用したい
- 寝るときは外したい
ブリッジの特徴
ブリッジとは、失った歯の両隣の歯を土台とし、3本以上の繋がった人工歯を固定する方法です。
固定式のため、入れ歯と比べて外れにくく、噛む力も入れ歯に比べて強くなります。
入れ歯同様、ブリッジも保険診療と自由診療のどちらも選択可能で、保険診療であれば費用を抑えることができます。
しかし、ブリッジは土台にするために、両隣の健康な歯を削らなければいけません。せっかく健康な歯なのに、削ってしまうことで歯の寿命が短くなる恐れがあります。
また、ブリッジは清掃が難しく汚れが残りやすいため、口臭の原因にもなりますので、ブリッジを選択した場合はお口とブリッジのメンテナンスに力を入れましょう。
インプラントの特徴
インプラントは、外科手術で顎の骨にインプラント体を埋め込み、人工歯を装着する治療法です。
顎に直接埋め込むため、天然歯に近い噛み心地で、固いものでもしっかりと噛むことができます。
見た目も自然で、機能面と審美面を兼ね備えた治療法です。
インプラントは、一度手術を行って、メンテナンスを怠らなければ、10年、20年と使っていけるため「大変なのは最初だけ」というメリットもあります。
デメリットは、保険診療が適用されないため、治療費が高額になってしまうことです。
また、外科手術が必要なため、治療期間も長くなります。
インプラント手術を行う上で、顎の骨の量や過去の病気の既往歴にも注目しなければなりません。
シニアの方や持病がある方などは、インプラント治療ができないこともあります。
最適な義歯を選ぶポイント
どの義歯が「自分にとって最適か」を見極めるためのポイントはこちらです。
- お口や身体のコンディション
- ライフスタイル
- 審美性
- 治療期間
- 費用
- 義歯の寿命
年齢が若い方でも、歯を失えば義歯が必要ですが、見た目が気になる場合は自由診療の入れ歯やブリッジ、インプラントがおすすめです。
インプラントを希望しても、身体のコンディションによっては治療をあきらめることもあるため、体調やライフスタイルも併せて考えましょう。
また、治療にかかる期間や費用も義歯を選ぶ上で重要なポイントです。
まとめ
宮前平医院の歯科でも、丁寧なカウンセリングで患者様に合う義歯をアドバイスいたします。
入れ歯も、ブリッジにしても、インプラントを選択しても、どの義歯にもメリットとデメリットがありますので、自分だけで義歯を選ぶのは難しいですよね。
最終的に、どの義歯を選ぶべきかは歯科医師に相談して決めていきましょう。